空気はまだ冷んやりしますが
街ゆく人々の表情も、芽吹き始めた木々も
すっかり春の香りがする、ドイツです。
歌劇場前も、華やか!
散歩途中の人が足を止めて
シャッターを切っている姿が嬉しい。
以前お知らせしていた、日本でのコンサート二つの報告です。
びわこ祝祭管弦楽団(★)
学生時代に定期演奏会でお世話になった
指揮の秋山和慶さんが、全然お変わりなくてなんとも嬉しかった。
心と熱意のこもったユーモアあふれる練習で
懐かしいと同時に、ただただ尊敬。
室内楽曲のような交響曲、マーラー第四番を
このタイミングで、このメンバーで演奏することができたのは
とてもとても幸せなことだったと思います。
高校や大学の同級生、先輩後輩たちにも久しぶりに会え
一緒の舞台に立てたのは、感激だったなぁ。
嬉しい方々がお客さんとして登場してくれて、それも感激でした。
ところで
こあら、指揮者の目の前に座り
隣はドイツのオーケストラで首席をつとめてられる素敵ヴィオリスト。
秋山さんの冗談に「にゃっははははー」と二人で笑い
ハッ
と周りを見回すと
誰も声を出して笑っている人がいない!!!
…というようなことを、一日に何度も経験しましたが…
日本女子は練習中、おしとやかに座っていなければならなかったのか…⁉
すっかり忘れてしまっている、こあらです。
そして
京都室内オーケストラ 2016(★)
時間と国境を超え
たくさんの人のいっぱいの思いがひとつになり
形となったコンサートでした。
岸邉先生、ヤーン先生のソロによる
バッハ作曲、二つのヴァイオリンのためのコンチェルト
日々の練習で、音や音楽やアンサンブルに対する感覚が磨かれていき
最後数日のメンバーたちの、みちがえるように機敏で繊細な反応!
音楽とは何か、アンサンブルとは何か
ヤーン先生が、全身全霊をかけて伝えてくださること。
音楽家として生きていくうえで大切なこと
醍醐味。愛情と感謝。
あぁ、この先生にあこがれてドイツに来たんだった。
間違ってなかったと、心から思いました。
演奏会は完売御礼の、青空広がる好天!!
やっほー!
演奏会翌朝、一時間の睡眠で関西空港へ。
たっぷり気持ちを残したまま、余韻をずるずる引きずりながら
ドイツへ戻ってきました。
演奏会翌日のフライトという件では
過去に失敗しているので…(冷や汗の事件…)
たくさんの人に心配されましたが…
おかげさまで無事(終電を逃さず)でした。ホッ。
毎日、コンサートのことを振り返りながら一週間が過ぎ
4月からの新しいスタートへの準備も整い
久しぶりに仕事にも行き
過ぎていく素敵な瞬間に感謝しながら
じわりじわりとレベルアップを目論みながら
だいじに日々を過ごしていきたいと思います!