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12月も半ば。
デパートのレジには、いつもの数倍長い列ができ
街ゆくみなさんは、両手に大量の袋をぶらさげています。
ラッピングペーパーを抱えている人が沢山いるのは
ヨーロッパならでは!という気がしますが…。
日本はお店で包んでもらうことが、主流ですよね?

ドイツのお店で頼むと、時々びっくりするくらいゆがんだ包装をされますしね。
(もちろん素敵に包んでくれるところもありますが…)


さて
先日は久しぶりにオペラを観てきました!

モーツァルトのコシ・ファン・トゥッテ。
簡単に言えば


2組のカップルの男性たちが
自分の彼女は絶対浮気しない!
ということを証明するために
変装して、相手の彼女を誘惑してみる。


という、話です。
シュトゥットガルトで初めて観て
オペラが身近な娯楽なのだということを知る
きっかけになった作品でもあります。


ヴィースバーデン版は、演出がちょっと凝っていて
舞台上にも客席が。
冒頭の写真は、そこから。
手前に映っている白髪のご夫婦は、キャストではなくお客さま。

振り返るとこんな感じ。
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こちらにもシャンデリア。

本当の客席上にあるのをミニチュア化したかんじです。
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オーケストラピットの向こう側にも、細い舞台が組まれ
歌手の皆さんは、
あっちにいったりこっちに行ったり
前を向いたり後ろを向いたりして
全方向のお客さんが、違う角度から楽しめるように
かなりハードな動きをされているので…

大変そう~


当日に窓口で「関係者用のチケットください」
と、お願いしたら
なんと
「舞台上一列目」
という券を渡され、私、大慌て。

後ろの方でコッソリみるつもりやったのに!

「あのぅ、ほかの場所は、空いていませんか?」

と勇気を出して聞いてみるも…

「関係者は自動的に舞台の上になります」

ですって。


オーケストラピットから、同僚みなさんが手を振ってくれました(汗)
はずかしい!!!


話を戻すと
結局、カップルの女性陣(ちなみに姉妹)は二人とも誘惑に負けてしまい
違う相手との結婚式(ニセ)までしてしまうのですが
そこでばばーんと真実が明かされて
もとの鞘に戻って、めでたしめでたし。

…そんなにうまくいかんやろー?

と、以前から思ってたんですよね。
今回、その疑問をちょっと残した感じの演出で
私自身はなんとなく腑に落ちました。
姉がいまいち納得していない表情のままだったり
仕掛け人の哲学者、ドンアルフォンゾが妹の肩を抱いていたり。
とっても不思議な終わり方でした。
結局、どうなっちゃったのかなぁ。後日談があれは見てみたいかも。なんて。


そんなコシファントゥッテをはじめ
ずっともう一度弾きたいと願っていた
ヘンゼルとグレーテルも上演中。
やっほーい!

11月は、そのほか…

ベルリオーズ ローマの謝肉祭
フランツ・リスト ピアノ協奏曲第2番
C.フランク 交響曲二短調
ベートーヴェン 献堂式序曲
ウェーバー クラリネット協奏曲第2番
シューベルト グレートシンフォニー
ショスタコービチ 交響曲12番
ドヴォルザーク 弦楽セレナーデ
モーツァルト オーボエ協奏曲
モーツァルト フルートとハープのための協奏曲
ワーグナー ジークフリートより「森のささやき」
ブラームス ピアノ協奏曲第2番
エルガー ゲロンティアスの夢
メンデルスゾーン マグニフィカート ニ長調
ヘンデル デッティンガー テ・デウム




来年はもうちょっとオペラの割合が増えるといいなぁ…。

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この椅子が私の席でした。

演出上、舞台の客には国旗が配られ
音楽に合わせて振るシーンも。

私はベルギーGET。
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ほんとにドイツ国旗とヤヤコシイ色遣いです

でも、縦横だけでなくて、色の順番も違うのですね!