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昨夜、お気に入りのサッカー選手が入れた一点で
チームが勝ったことがやたらと嬉しい、こあらです。

しかし、見事なシュートでした。すごい!!

チャンスをものにする!
という気持ちを持続させること
それを実現できるテクニックと瞬発力
失敗しても、ひきずらないポジティブさ
メンタルの強さなんだろうなと思います。


メンタル面修行中のそんな私は
9月末から10月にかけて二週間のコンサートラッシュで
すっかり消耗。
弱い


…備忘録…
シューベルト グレートシンフォニー
マーラー さすらう若者の歌
R.シュトラウス アルペンシンフォニー
ウェーベルン 夏風
メンデルスゾーン 静かな海と楽しい航海序曲
ブラームス 交響曲3番
M.レーガー モーツァルトのテーマによる変奏曲
H.ツェンダー ドビュッシーの5つのプレリュード 
ツェムリンスキー こびと
バルトーク 青髭の館
ワーグナー さまよえるオランダ人

意外とブラームス交響曲3番の譜読みに、てこずり…
本番までドキドキでした。


大慌ての二週間を終え
探し物をしているときに、ふと見つけたもの

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懐かしの演奏旅行パンフレットと、メモ。

メモは、今見たら笑えるような綴り間違いが山盛りで
突っ込みどころ満載。


この演奏旅行終了後、パリから日本へ帰らずドイツに来たのが

10年前の10月1日。


パリから電車で(当時は6時間くらいかかったはず)
その晩お世話になる約束をしていた
ヴィオラの先輩のコンサート会場へ
直接、スーツケースゴロゴロで突撃したのを思い出しました。

いろいろと一筋縄ではいかないのが、留学生活の醍醐味。


先輩の演奏会というのは
私たちがその1週間前、オープニングコンサートを弾いた
音楽祭のプログラムのうちのひとつ。
と、きいていましたので
私の中では「勝手知ったる町」での催し。

開演時間も迫る中、よく知ってる田舎の駅に到着。
ひたすら町中心部への道を15分ほどゴロゴロゴロ…
さすが勝手知ったる町。迷うことなく、目的の教会に着きました。

10年前の田舎町で、土曜日の晩って
店は全部しまっているし、人通りもほぼ皆無。

にしても、演奏会があるのにおかしいなぁ?


と、勝手知ったる教会の扉を押すも


開かず。


旅の疲れで、パワーがなくなっているのかと思い


再度押すも


開かず。





なんでーーーー!!!!






このころちょうど開演時間。
先輩に電話して聞くことは不可能。
ほかに連絡できる人もいなくて、確かめる書類なども当然所持していない
今から考えると、ほんとにアホなわたし。

先輩に会えなければ、今日、私、どうしたらいいのー!?


誰かに聞こう!とするも
当然

通りには人影すらない、田舎町。


コンビニなどあるわけもなく
パン屋もレストランも、なぜか、全部しまってる!!


楽器を背負って、これからの生活用品の詰まったスーツケースを引きずり
「もしかしてどこかで演奏会をしているのが見つかるかも!」
と、付近をうろうろするも


全くその気配なし。ちーん。



ヘトヘトになったころ
はるか向こうに(今思えば100Mくらいでしょうが、当時は果てしなく思えた)
わずかな明かりが…

一縷の望みにかけて向かったその先は
ピザ屋さん。でした。

今思えば、ドイツ語も英語もできないのに
どのようにして聞いたのか、想像もつかないのですが…

ようやく見つけた村人ピザ屋さん(お店に3人ほど人がいました)に

「コンサートに行きたいんだけど、場所がわからない。」
というこあら。

さすが田舎町の有名音楽祭。
パンフレットか何かがお店にあり、それを見てくれたところ
どうやら、今日の会場は、街はずれらしい。

「ここからどのくらいかかります?」

「ふぅむ、徒歩で25分くらいはかかるんじゃない?」

「道を教えてください!」
25分かけて行っても、まだ演奏会は終わっていないはず。

しばらく言葉を交わす3人組。
そして

「僕が車で送って行ってあげるよ。車なら5分だし。」

「!!???」



というわけで
なんと見知らぬ優しい村人様に
街はずれの会場まで車に乗せて行ってもらいました。
ありがたやありがたや。


とんだ、ドイツ一日目。

準備不足は今に始まったことではありません(汗)



冒頭のメモは、多忙な先輩が
「まずやるべきこと」
を順番に教えてくださったのを書き出したもの。
到着が10月1日土曜日で、2日は日曜日、3日は統一記念日で祝日。
4日からしか動き出せなかったのを、当時の日付で思い出した!
当時はこんな悠長なことを書いていましたが(→終了&始まり)
この二日後は、彷徨える異邦人でした。

銀行口座がないと、保険に入れない。
保険に入っていないと、入学登録に行けない。
入学登録をしたら、駅の窓口で定期が買えて、移動が楽になる。

今思えば、いったい何語で口座開設をお願いしたんだろう??

先輩から、どこに保険会社があって、外国人局はこの駅で降りて…
と詳しく教えてもらったのを思い出しながら
ひとり、街を彷徨ったのを思い出します。
意味もよくわからんうちに保険やさんで撮られた、疲れ顔の10年前の私。
今も健康保険のカードの写真は、そのままです


そんなこんなで
準備不足の性格は変わらないまま
ドイツ生活10年目に突入。
このタイミングで、懐かしいメモが出てきたのは
もう一度背筋を伸ばして生活しなさい。ってことかな。



ところで、あのピザ屋さん、まだあるのかなぁ。





最近、練習中に下を見ると、なごみます…
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