晴れて爽快壮大な琵琶湖!
…のはずが…
この日はイマイチ…
どんより。
実はわたし、日本で初めてオペラを観ました!
ドイツで初めてちゃんと、オペラという分野に出会い
コンパクトなものから、長大な作品まで
手当たり次第に入ってみて
いまやすっかりオペラの魅力にハマってしまったのですが
日本ではまだ一度も観た事がありませんでした。
大きな理由はやっぱりチケットが高価なことかなぁ。
ドイツでは
働いている歌劇場なら、普通は楽員割引があり
無料~7€(900円ほどでしょうか)の値段で、オペラが観られます。
お客として買ったとしても
「4階の端のほう」や、立ち見(劇場によっては無いところも)でよければ
5€ほどでチケットが買えたりします。
学生割引、関係者割引もかなりお得で
しかも偶然空いている席に座らせてもらえたりするので
行ってみたら
「めっちゃ前のほう!」
ということもあります。
…というのしか知らなかった私は
日本のオペラの広告で
S席27000円、D席9800円
というのを見つけたときは
これならドイツで何回オペラ観られるかな…?
って、苦手な算数をはじめてしまって(汗)
しかし今回短い帰国時に
地元のびわ湖ホールで、好きなヴェルディのオペラがある
というのを偶然知りました。
調べてみたら、オーケストラは先輩や友達がたくさんいるところで
キャストには活躍されている先輩の名前が!
不思議なのですが
「今行かないと一生行くチャンスがない」ような気がして…
ドイツに戻る前日でしたが、観てきましたー!
大雨でしたが
びわ湖ホールがオペラ仕様になっているのを見るのも初めて
日本語字幕でオペラを観るのも初めて
オール日本人キャストのオペラも始めて
どれもこれもが新鮮でした。
シンプルだけど分かりやすい舞台装置で
キャストの皆さんも熱演。
隣の追っかけらしきマダムたちの
「このあいだヴェネチアにいったときはねー」
「あら、ミラノの歌劇場にはいらっしゃらなかったのね?」
などというグローバルな(?)会話に耳をそばだてつつ
各幕の間に挟まれる20分の休憩(3回休憩、合計一時間)に
多少面食らいながら
皆さん毎回何をされているのかしら?と観察してみたり。
プログラムが無料でついてくるのにも
「そうかぁー」と、やけに感動。
(ドイツではだいたい有料です。200円くらいですが…これもエコか?!)
舞台の両脇に縦書きで出てくる、翻訳も。
これは舞台上部の字幕よりずっと見やすい。
でもヨーロッパで縦書きは無理だしなぁ…
どれもこれもが新鮮でした。
他のヴェルディ同様、オテロも救いようのない終わり方なので
終演後はしばらく不機嫌でしたが(笑)
行って本当に良かった!