この夏、日本での最後の演奏会は
マーラーの交響曲6番でした。
どうもマーラーってあまり弾く機会ないし
なんだか慣れないから難しくって…
と
練習始まる前から
楽譜と格闘。
「いかにもマーラー」
という音の進行や跳躍が
弾き慣れない私は
まず読むのに時間がかかり
練習しても、どうにも格好がつかないし
本当に悪戦苦闘していました。
でも
二回の本番が終わる頃には
自分の中でもしっくりきていて
ホッと胸をなでおろし…
次の日ドイツに発ったわけなのです。
しかし
ドイツの自宅に帰ってきてみて
次の本番用にシェヘラザードの楽譜を探していたら
探しているものは出てこず
そのかわり
マーラーの
交響曲第2番、第5番
そして第6番が、なぜか二部も
発見されました。
しかも自分でちゃんと練習した形跡が…
いつ弾いたのだろう…
さっぱり思い出せません。
記憶喪失だ。
もうちょっと覚えていたなら
練習もあんなに手間取らなくって済んだのにー