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ドイツに戻ってきて、あっという間に2週間が過ぎました。

上の写真は日本を発つ日の朝、自宅を出たところ。
この景色を見たのがずいぶんと前のような気がします。


新しい仕事場での勤務が始まったのは、着陸後2日目。
パーセルの「妖精の女王」というオペラの通し稽古でした。

その翌日からは、ずっと弾いてみたかったオーケストラのプロジェクトに参加。
リストのレ・プレリュードとシェヘラザードに、サン・サーンスのチェロコンチェルト。
チェロ協奏曲以外は、いままでに数回ひいたことがあったのですが
サン・サーンスのチェロ協奏曲って、めっちゃ良い曲ー!
ソリストがこれまた、めちゃ上手かったー!
チェリスト君、とくに好みのタイプでもなかったのに
途中から突然、格好良くみえてきちゃいました

その本番前日は
新職場での2度目の仕事。
ヴェルディのオペラ「椿姫」でした。
私はヴェルディがとても好きで、
なのに、有名な椿姫を一度も弾いたことがないのを常々残念に思っていて。
…まさかぶっつけ本番で弾くことになろうとは…

次の日の演奏会は
シェヘラザードの途中で、集中力が逸れそうになるのを
隣のお兄ちゃんに助けてもらい
無事(??)終了。
翌日からはじまる「セビリアの理髪師」の練習に多少の不安を抱きつつ…
そろそろ体力の限界を感じつつ…
バタリ。

翌日は非常にドキドキしながら練習へ。

私、ロッシーニ大好きなのですが
単純なもので、序曲がはじまるなり
テンション急上昇。
…新入りなのに弾きすぎたかも…

しかもその翌日は
7月までお世話になっていたカイザースラウテルンに!
シンフォニーコンサートのエキストラに呼んでもらえて
ゲストでいくのは初めてで、すこし緊張しましたが
久しぶりに会えた昔の同僚たち。
うれしかったなー。

しかし
現代曲のシンフォニー(初演)と、フランクの交響曲という
ちょっと一筋縄ではいかない演目。
前日に次の日の曲を見ながら
毎日違う内容で焦り続けていた私には…
焦りを倍増させる内容でした(汗)

本番に滑り込みぎりぎりセーフ…みたいな…
(良い子はまねをしてはいけません

新しい場所での仕事と、古巣からの仕事が平行してあって
すっごくいろいろ考えた一週間でした。

ようやくやってきた休みの土曜日は
何も手を付けていなかった家の雑用をしているうちに…
あっというまに、終了。
日曜日は
すっごくお世話になっているヴァイオリニストとの
フルート四重奏をチャリティコンサートで演奏する。という
私の中ではかなり大きなイベントがあり…

それが終わって一息ついたところです。

もらったお花☆
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とっても可愛い!

でも、この包まれている紙…
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どこからどう見ても…
(コピーではなく)本物の楽譜!

斬新なアイデアですなぁ。