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この前のシュタッドフェストのときは、街中の道に、こんな特設カフェができていました。
ドイツ人、大胆。


ところで、以前少し触れたことを、そろそろ書く気分になってきたので、記事にしてみようかと思います。
飛行機に乗るたび事件を呼ぶ、私の習性について。
今夏は車が事前に犠牲になってくれたお陰で、何も起こらず日本とドイツを往復することができましたが、実は昨年、周りの人に迷惑をかけまくった、
「スーツケースは後で取りに来るから置いといて」
事件に見舞われていました。
コレは、私にとってこの悲劇に匹敵する悲惨度。

というのも、
そもそも日本での大事な予定と、ドイツの仕事の予定を、時差を考慮に入れず(すっかり頭から抜け落ちていた)計画したのが間違い。
正確な日時は今となっては思い出せませんが、
日本で7月7日(仮)に大切な用事を入れていた私。ドイツの仕事納めは7月5日(仮)でした。
「これなら最後の仕事までちゃんとこなしてから日本に帰れる!」
と、喜んでいいました。
飛行機もばっちり予約。
しかし、よくよく見てみたら、6日にドイツを出たら、到着は7日。(当たり前です) 
そう、5日夜コンサートを終えて6日昼に日本へ飛び立ったら、到着は7日朝。

なんとな~く一日数え間違えていたワタシ…

でも、予定は7日の13時からで、空港到着は8時。
空港から目指す場所までも、ラッキーなことに30分強程の距離。

普通にいけば、もう10時頃には到着と、ちょっと早すぎるくらい。
「カフェにでも行って二時間ほどゆっくりしてたらいいか」
と、のんびり構えていた、おろかなワタシ…


さて、日はあっという間に過ぎ、出発前日。
多少荷造りに時間がかかりましたが、一応の睡眠時間は確保。
昼の飛行機だから、家は11時頃出れば間に合うので…目覚ましは、9時でいいか。
ゆっくり眠りに落ちた、まだ幸せだった私…

その、つかの間の幸せは、翌朝7時に届いたSMS(ショートメッセージ)に無残にも打ち砕かれます。

7時。
携帯メッセージ着信音で目覚め、寝ぼけ眼で受信箱を開きました。
なんと、そこにあったのは…

「あなたの飛行機は、ただいま4時間の遅れをもって離陸する予定です」

というもの。





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(つд⊂)ゴシゴシ






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ノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!



仮に8時に到着しても、入国審査、税関などで出てこられるのは30分は後。
電車も数十分おきにしか出ていない…
四時間ということは…

ま、ま、ま、

まにあわないかも。

すっかり目が冴えてしまい、それだけでなく、冷や汗が…
絶対絶対、遅刻のできない用事なのに…
数時間、ルフトハンザのインターネットサイトとにらめっこしても、4時間。という数字に全く変化は無く。
朝7時にもう分かっている遅れって、一体なんなん?!
と、怒りも生じつつ…
祈りをこめて、それでも11時に家を出ました。


最終、どの電車に乗らなければ、確実に遅刻するということだけ調べておきましたが…あんなに飛行機の中で時計と睨めっこしたのは初めてでした。そんなことしたって、1時間早く着くなんてことは無いのにね…


そして、
予定通り四時間送れて出た飛行機は、ほぼ四時間遅れて到着。
何が何でも20分後の特急には乗らないと、遅刻です。
パスポート審査や税関を、焦る気持ちを自分で宥めながら、通過。
走って出て行くも、トランクが出てくるはずのベルトコンベヤーはまだ、しーん。となっていました。

どうしても10分後の電車に乗らなくては!!!!
と思った私。直接、出口に向かい、係員のお姉さんに言いました。

「あの、○分の電車に乗らないといけないので、
スーツケースは後で取りに来るから、ここに置いておいてください!!!

「えーと・・・・・。ですが、そういうサービスはしておりませんので、出てくるまで待ってください」

「だめなんです。今乗らないと」

「しかし…そのようなことは…」

「どうしても、今行かないといけないんです…!!」

「少々お待ちくださいね…。係りのものにきいてみます」

と、電話を始めるお姉さん。

「そんな時間無いねんー!!!」(心の声)


と、そこに、通りすがりのオジサマ係員さん登場。

「あの、○分の電車に乗らないといけないので…」
と、例の台詞をオウムのように繰り返す、ワタシ。

「そうですね…。普通は待っていただかないといけないのですが…」
と、素敵オジサマ係員さん、ご自分の責任で取っておいてくださるとの事!!

取りに来たときの連絡先だけ聞いて、空港を飛び出しました。



結局、駅から全速力で走り、なんとか目的地到着。


エレベーターの前で呼吸を整え、笑顔で、すれ違う人にに挨拶…

ずっと、心配してくれていて電車に乗れたかとか、駅からの近道をメールし続けてくれていた、友人Aちゃんの姿を見たときには、大げさじゃなくて、本当に泣きそうでした。


今年も帰ってすぐに予定があったのですが、何度も何度も日付を見直しました…
人生、学ぶことだらけです…



ところで、置き去りにされたスーツケース。

練習が終わってから引き取りに行ったら、とっても親切なお姉さんが空港のメインロビーまで持ってきてくださいました。
たくさんの人の親切と心配に助けられた、この事件。
もう二度と起こりませんように…