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一日遅れましたが、昨日、2013年5月22日はリヒャルト・ワーグナーの200歳のお誕生日でした。

ドイツのオペラ歴史で避けて通ることができない、大作曲家。
というわけで、今年はいたるところでワーグナーがシリーズ上演されています。
私の住む街でも先週ローエングリンが満員御礼だったとか。

でも、なぜか私の勤めるカイザースラウテルンは、ワーグナーのオペラはない模様。
去年はパルジファルを弾きましたが、今年はなし。
なんでかなー。ちょっと残念。

実は、
今年2013年は、彼だけではなく他のオペラ作曲家にとっても重要な年なのです。
イタリアオペラの変革者、ジュゼッペ・ヴェルディも、生誕200年!
ヴェルディ、とっても好きです
カイザースラウテルンでは先々週が、ナブッコの千秋楽でした。
大変人気の演目で、週末の公演はいつも売り切れていて、びっくり!
演奏するのもとっても楽しかったから、終わってしまったときはとても寂しかったです。
(話の筋も、なんとなくハッピーエンドですし…最近あんまりそういうの弾いてなかったし…例えばこんなのとかばかり…心の声
千秋楽ならではのカーテンコールも、すごく長かった!15分くらいあったのでは…さすがですね。

さて、もう一人。
今年100歳のお誕生日を迎える作曲家がいます。
本人は残念ながら63歳で亡くなってしまっているのですが、イギリスの作曲家、ベンジャミン・ブリテン。
弦楽アンサンブルLOVEの私としては、避けて通れないレパートリー「シンプルシンフォニー」の作者で、この曲なら100回くらい弾いたのではないかしら?という感じですが、それ以外の作品は…
有名なのは青少年のための管弦楽入門や、ヴィオラの大事なレパートリー、ラクリメ。
と、そのくらいの知識しか持ち合わせていませんでした。
でも、意外にとってもたくさんのオペラも作っていたようです。
そして
カイザースラウテルンの歌劇場では、先日からブリテンの最後のオペラ「ヴェニスに死す」の練習が始まりました。二時間半しか練習に出ていないのに、ゴンドラの揺れるテーマ(?)が頭から離れず、家に居ながらにして船酔いしそうー!!

小さな歌劇場でも、ちゃんとお誕生日イヤーの流れは押さえているようです。
それに、どうやら、ワーグナーはヴェネチアで亡くなったようですね。
ワーグナーを上演せずして、ワーグナーイヤーの流れを汲んだプログラム…なかなかすごい。


写真は全然関係ないけど、大好きなノートルダム寺院の夜景です