本番から一晩。
頭の中ではいまだにボロディンがぐるぐるまわっているこあらです。

さて、全体的な感想としては

今回リニュアールオープン直後の泉屋博古館。
まっさらのイスをずらりと並べての演奏会でした。
嬉しいことに定員40名を軽く越えるチケット売り上げで、本番数日前には販売停止にしたものの、
「もしかしたら一親等の身内は立ち見覚悟で…」(Rちゃま談)
と不安に思っていたのですが、イスを補充した結果ぴったり皆様座っていただけて…ほっとしました。
満員御礼。です。(感激)

さて、演奏面その他です。
刻々と変わっていくメンバーの状況により、毎回色んな工夫をして練習してきましたが、今回は練習期間を短期集中型に。
結果、今までの半分以下の時間で曲を仕上げることになりました。
この挑戦は、なんとかクリアしたのでは。
この期間で3曲をまとめてこれたのは、いままでのグループとしての経験と、みんなのチームワークでは。(自画自賛…)
23日のブログにも書いたように、まとまってくるのが早くなってきて、曲の中でも応用がきくし、みんなが思うこと、気になることをうまいタイミングで伝え合うことができたのではないかなと。

反省会(打ち上げともいいますが)でみんなで課題として次にできたら。と思ったのは、曲のもつキャラクターの確立。
今回モーツァルト、ベートーヴェン、ボロディン、と時代もメッセージも全然違う3曲を演奏したにもかかわらず、その違いを表現しきれていなかったなと。
もっと「伝える演奏」ができたらいいなと思います。

もっとも、これはこあら自身の今の大きな目標なのですが。

そういえば、このブログをはじめたホントに最初の頃、私たちは2回目のコンサートをやはりここ泉屋博古館でしています。
それから既に3年。
その間
3度目のコンサート4度目と数回のコンサートを終えてきました。
しかし毎回こあら的感想には大差がなく、

「こあらがもっと上手ければ…」

と反省するのですが、だからこそ今の留学があるわけで。
カルテットの質向上のためにも、足をふんばって、歯を食いしばって、ビオラをみつめて、音楽を感じて、ドイツビールを飲んで、、、あれ??

とにかく、勉強していきます。