びおら@こあら

びおらとともに悪戦苦闘のそれでも楽しい日々@ドイツ。 ドイツ生活、音楽のことなどをのんびりヴィオラ弾き目線で書いています。

事件・失敗談

いままで知らなかった素敵なもの…と、また車

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いつもネボスケなのに
今日は何を血迷ったか
朝から車で買い物に行ってきました。
そのあとガソリン入れて、洗車して
なんだかすっきりした午前中でした。

たまには悪くない…!


と、思っていたら、夜、仕事帰りに
速度違反で写真撮られた私。
そのために車を洗ったわけではなかったのよ…
(追記;しかもその翌日、後ろのバンパーを花壇に当てました


さて、気分を取り直して!

ヴィースバーデン劇場オーケストラの定期演奏会は
劇場横にある、クアハウスという建物で行います。

カジノや高級レストランが入っている
ヴィースバーデンのシンボル的なところ。


先月、午後の練習に行ったら、作業中でした。
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おぉ!
ポインセチアのクリスマスツリー!
あまりに圧倒される美しさで、
しばし見とれました。

ここの天井には、もとから星が。
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ぴったり!


二時間半後。
練習が終わって、帰りに見たら
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まだできていなかった!!

どうやら大変な作業のようです。
一鉢一鉢並べていくのですもんね。


というわけで、次の朝。
ちょっとワクワクしながらクアハウスに。

ちらり。
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できてる!!!

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ちゃんと完成していました。
おおきいなぁ。


どうやらクアハウスのポインセチアツリーは有名なようで
5年も住んでいるのに知らなかった!
と言ったら、みんなに驚かれました。


わたし、遅すぎ!?


全然関係ありませんが
こちら、今年初めて街中にオープンしたクリスマスマーケットの一角。
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この机、欲しい!!

昨年見たこの机()より、好みかも!

念力で弦を切るヴィオラ弾き

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地元の秋空。うーん。素敵…


日本とドイツを往復するたびに
(飛行機旅をするたびに)
何かしら事件が起きることが明らかになっている
ワタシ。
(一番最近→☆ドイツでごめんなさいと謝られる

去年は出発前に車が身代わりに壊れ
(→☆代車生活でした
そのおかげで何もなかったと信じています。

しかし、今年はどう考えても

「何も壊れていない」

というわけで、かなり心配しながらの旅でした。


何か起こったかというと…

生まれて初めて
本番中に弦が切れました。

弦楽器奏者は、オーケストラの演奏中に弦が切れると
二人並んでいる
客席側に座っている人なら、内側の人の楽器と交換します。
その間も音楽は進んでいるので、すぐに演奏再開。
受け取った内側の人は、その楽器をひとつ後ろの席の人に回して
自分はその人の楽器を借りて演奏再開。
内側の列で順番に楽器リレーが行われて
一番後ろに座っている人が、弦の切れた楽器を持って退場します。
後ろの席の宿命ですね。

有名なヴァイオリニスト、五嶋みどりさんは
まだ10代だった頃、独奏者として舞台に立っているときに弦が切れ
すぐにコンサートマスターの楽器と交換。
堂々と弾きこなしていたら、また弦が切れ、
それにも動じないでまたコンサートマスターの弾いていたものと交換
(このときは副コンサートマスターの楽器だったのでしょう)
見事に協奏曲をひき切ったという、すごい話がありますが
そのとき超高級な楽器を二台もリレーした、第一ヴァイオリンの皆さん、
緊張したでしょうねぇ…
しかもそれを持って舞台から下がって
弦を張り替えなければいけなかった、一番後ろの人も…。

それはさておき

そういう場面には、そんなに多く出くわさないものです。

そんなには…


今夏もまた声を掛けていただいた、大好きなオーケストラ。
数日間の練習を終え
盛り上がった1日目のコンサートも終了。
第2日目も
一曲のスメタナ作曲「売られた花嫁」序曲。
そして、ドヴォルザーク作曲「ピアノコンチェルト1番」
休憩を挟んで
マルティヌーの交響曲第1番。

すべてが順調に進んでいました。

ただ、一点をのぞいて…

一楽章が終わり、
ちょっとリズムが複雑で面白い二楽章へ。
スケルツォ-トリオ-スケルツォ
という構成の
最初のスケルツォを楽しんで弾き、
トリオは管楽器が大活躍なので、お休み。
楽器を下ろして、管楽器に聴きほれていたら

パチン。

結構大きい音しましたけど、なんですか?


ちらりと下を見たら、私のヴィオラちゃん、弦が一本足りない。

それが、切れたからだと気づくのに数秒を要しました。


すがるように隣のお兄さんを振り返ると
「代えてきて!」
と目で合図してくださり
こあら、一番後ろの席だったので
演奏中に足音を立てないようコッソリ出て行きました。

舞台袖に戻ると
オーケストラマネージャーの方が素早く駆け寄ってきてくださり
「替えの弦、ありますか?」
「誰の楽器ですか?」
ときいてくださったのですが
「スミマセン、自分のです…」

なんだかめっちゃはずかしいぃ~!!!


しかも、意外に早く付け終わったので
3楽章にはいる前の楽章間に再入場できることに。


終演後、コントラバスの先輩に
「いやー、弾いてないところで弦が切れるの見たん、はじめてやわー。念力やなー」
といわれる始末。



控えめに過ごしていたのに、いらんところで目立ってしまった
うっかりこあらです。

ドイツで「ごめんなさい」と謝られる。その3

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バッキンガム宮殿。


その1,2からの続きです



さて
航空会社に連絡がつき、銀行カードも止めて
ひとまず落ち着いた私。


さらにその翌日
ショートメッセージが携帯に入りました

「Forwarding to Delivery」

日付は、前の日でした。

英語はイマイチの私。
なんとなく理解して
「もしかしたら、今日届くかも!」
と、なんだか安心。

そのさらに6時間後。
またメッセージが。

「No of Items」

ん…?


なんだ、なんだ…??


「アイテムが、ない?!」



とりあえず待ってみようと腹をくくった瞬間
オーケストラのメンバーの一人からメールが。

「こあらのスーツケース、もう届いた?」
「ぼくのは明日に来るって、メッセージ入ってたよ」


ですって。


わ、わたし、そんなメッセージもらってないー!!!



なんとなく落ち着かないので
航空会社をインターネットで調べてみるも
会社のホームページは、なぜか開けない。
しょうがないので、ウィキペディアからのリンクも試そうと
ウィキペディアを開いて、ちょっと読んでみたら…

「預託荷物の紛失率トップ」
「1000人の乗客当たり23個の荷物を失う」

ですってー!!!!


失うって、なにー?!Σ( ̄ロ ̄|||)



これで、わたし、まぁ自分のせいなのですが
かなりナーバスになりまして
この日は夢の中で、運転免許証を再発行してもらってました。



帰国から5日経ったところで
買い物から帰ったら
郵便受けに運送会社の不在届けが…!
買ったものをとりあえず玄関に放り入れて
すぐに預けてある、指定のお店に向かいました。

そこには、他にも留守だったおうちへの小包が山積み。

積み上げられているダンボールの中で
一番大きなものに、私の名前が書いてありましたー!


わーい


不在届けを店のお兄ちゃんに渡して、よいしょと箱を持って帰ろうとしたら

お兄ちゃん
「あの、身分証明書がいるんスけど…」

なんせ買い物帰りの足で来たので
パスポートなどは持っているわけがなく

「えっと…。免許証が、この荷物の中に…」



結局、ダンボールをあけ
その中にゴロンと入っていた、愛しのスーツケースを開け
ごそごそと探し当てた運転免許証を見せて
無事、引き取ってきました。



今回思ったのは
私が飛行機に乗ると何かある。
っていうのを忘れてはいけないな。ということと

英語をもうちょっと勉強しよう…

ドイツで「ごめんなさい」と謝られる。その2

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その1からのつづきです


EU諸国の皆さんから遅れること数分。
荷物引き取り場で無事合流を果たした、わたし。

「よかったー。充分間に合ったー」

と、置いていかれていなくて少しホッ。


しかし
待てど暮らせど
沈黙を保つ、ベルトコンベアー。

一緒にエキストラとして旅に参加していたヴィオリストが

「わたし、荷物が来なかったらどうしようって、いつも不安なの」

と。

「なんで?」と、わたし。

「スペイン旅行に行ったときにね、荷物が届かなくて、最終日まで友達の服をかりてたの」

とか

「いとこが遊びに来たときに、随分遅れてスーツケースが届いたの」

とか
まぁ、いろいろあったようです。
たいへんやなぁー。とのんびり構えるワタシ。


その瞬間

ガ、ガ、ガ…

と、動き出しました。
沈黙のベルトコンベアーさま。


ぐるりぐるりとゆっくりまわって

ひとつ
ふたつ



なにやら乗せて

重そうに動いていたのですが


いつのまにか

ぴたりと


止まってしまいました…?!


あれ?

あれれ…?!



そして
涼やかに、アナウンスが。


ロンドンからの荷物は、以上です。受け取っておられない方は、窓口で申請してください」



はっ????!!!!!





なにそれーーー??!!




というわけで
オーケストラ全員、空港の隅っこに集まって壁や床で
紛失時の届出用紙をうめる…


「オレ、パソコン入れっぱなしなんだよな…」
「僕は、カメラのレンズ一式入ってる…」
「私の本番ドレスと靴…」


旅慣れたみなさんも青い顔。
エキストラの彼女も、「あーあ…」というかんじ。

それにひきかえ、わたしは

「お土産に買った、ラズベリーのショートブレッド…」
「ハロッズの紅茶、今日家に帰って飲みたかったのに…」

と、その程度で
みんなに苦笑されていました。


そんなわけで
文句を言うのもあきらめて、バスで引きあげるみんなを見送り
ひとり家路につこうと思ったところで…

気がつきました。



家の鍵、入れっぱなしっ!



…今日は旦那サマがいた…良かった…



次の瞬間



残りのユーロと、銀行のカードも入れっぱなしぃー!!



帰るお金…
…イギリスポンドを両替するか…



だんだん気が確かになってくるにしたがって
運転免許証も入れっぱなしだったことに気づく。

あほや


出発の朝
数人でカフェに朝ごはんを食べに行き
リラックス、ゆっくりお話してしまって
集合時間ぎりぎりになって大焦り!!
あまりよく考えないで、スーツケースに蓋をしてしまっていたのでした。


翌日はしょうがないので
免許不携帯で仕事に走り
スーツケースの到着を待ちました。

しかし
うんともすんとも連絡なし。


更に次の日
だんだん怖くなってきたので
とりあえず電話して、銀行カードをストップ。

航空会社に問い合わせようと、さらに電話。

こういうのって、めちゃくちゃ時間かかりますよね…
「♪まもなく係りの者が受けさせていただきます~」
という自動アナウンスと、待ちうけ音楽の終わりなき繰り返し。


ひたすらしつこーく何分もその状態で待ちました。



待った甲斐あって、ようやく繋がったのが随分経ってから。

「おとといのヒースロー空港からの便に乗ってきたのですが、スーツケースがまだ届かなくて」

といったら
そのお姉さんいわく
なんと100個以上のスーツケースが、乗せ忘れられているようで。

「なので、空港はたいへん酷い状態になっています」
「本当に申し訳ございません」


ですって。
あ、謝られた…

なんて珍しいー!!!!!


なにより、普通に謝ってくださることに
驚愕してしまった私って…


そこで
携帯電話の番号、荷物の特徴などもう一度伝えました。


「これで、一安心!」


と、思ったのもつかの間…




その3につづく…

ドイツで「ごめんなさい」と謝られる。その1

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いってきました。
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ずーっと行きたかった
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ロンドン。

仕事の依頼をいただいてから
数ヶ月。
楽しみと、久しぶりに異国に行く緊張とで
わくわくドキドキ。


何故だか自分でも分からないけれど
とってもあこがれていた
セントポール大聖堂。
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有名なドームは、やはり近くからでは撮れない…
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仕事のあき時間を利用して
ちょっと訪れてみて、満足したり。

さて
はじめて訪れたイギリス。

印象はとーっても良かったです。
雨ばかりだの、ご飯が美味しくないだの
そういう話ばかりをきいていましたが
雨だったのは一日目だけ。
しかも、お土産やさんで売っている
普通のビニール傘が
めーっちゃくちゃ可愛かった!!
こういうところ、非常にポイント高いです
これなら雨でもぜんぜん大丈夫ー!

というわけで
短い時間にちょっと体験しただけだったけど
かなり気に入ってしまった、ロンドン。
名残惜しいまま、旅立つことに。

チャーターバスで空港まで行き
空港や駅が大好きな私は
ヒースロー空港の綺麗さに、ルンルンでした。
団体チェックインで
意味もなく30分以上待たされ
オーケストラのメンバーは、徐々に疲れが目立ってきていましたが
それでも、私はまだ上機嫌でした。

やっと動きがあったのは
スーツケースを乗せていくための台
のようなものが運ばれてきたとき。
なんというか、巨大手押し車とでも表現すべきか…
今の時代にまったく不似合いな、とてつもなくアナログな
木製の車輪つき台。
大きなおじさんがその台に、ひとつ、ふたつとスーツケースを積み上げて
ゴロゴロと去っていきました。

それをもって、預け荷物とお別れした私たちは
急いでセキュリティチェックを終え
美味しいサンドウィッチを買って
食べている間に搭乗時間がきて
あっという間のフライトも楽しく過ぎ

またドイツへと戻ってきました。

EUでない私は、他のメンバーより入国審査に時間がかかるのですが
窓口のお兄さんにドイツ語が通じる、安心感といったら

さてそんなわけで

メンバーより少し遅れて
預かり荷物の引き取り場へ到着。
まだベルトコンベアーは動き出していませんでした。

「よかったー。充分間に合ったー」

と喜んだのもつかの間。
このあとに恐ろしいことが…


その2につづく…
プロフィール

こあら

こあらの説明書き
♪職業♪
音楽家(修行の身)

♪血液型♪
おおざっぱではなく
おおぼけでもなく
おおらかのO型(!?)
いいビオラ弾きを
目指しています。

♪趣味♪
読書
(片寄ったジャンルですが)
お菓子を作ること
(ふくらむ焼き菓子専門)
バレエ鑑賞
(弾くのも好き)

♪出身地♪
びわこのほとり
地元大好き!!!

♪現住所♪
ドイツの真ん中あたり

♪密かな特技♪
国籍問わず
ちびっこと仲良く遊べる
(遊ばれているという話も)

♪好きなもの♪
室内楽。リサとガスパール。水族館。トーマス・ミュラー。はるさめサラダ。ジゼル。冬。シューマン。明智光秀。眠れる森の美女。整理整頓。メンデルスゾーン。お茶の時間。雑貨屋さん。ラムネ。空港。きくらげ。パン屋さんに入った瞬間。さくらもち。フィギュアスケートと高橋くん。活字。プロコフィエフのロミオとジュリエット。天狗舞。お祭り巡り。J.L先生。パクチー。もちろん、ヴィオラ。

♪尊敬する人♪
祖父母。×2

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