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長かった9月が過ぎたあと、やっぱり思ったとおり一瞬で終わってしまった10月。
冬時間も始まり、日が暮れる早さに驚く毎日です。

お祭り尽くしだった10月までと比べて、なんとも静かな11月…
でも、あと3週間もしないうちに、クリスマスマーケットの時期がやってきます!
ヴィースバーデンの中央広場でも、もう小屋が建設中。
祭りの後ではなく、前の、静けさですね。

あっという間に過ぎ去った10月は、それでもいろいろな演奏会がありました。
歌劇場での仕事のほかに、以前、帰ってきたときに車のバンパーを破壊した、室内オーケストラのエキストラに呼んでもらったり(今回は気をつけて、気をつけて帰ってきました…)、教会での演奏会もいくつか。

その室内オーケストラの仕事中は、ホテル泊。
今回は部屋数8つくらいの小さな、家族経営のホテルでした。
帰ってきたら、パパかママが「おかえりー」と言ってくれるような。
なんとなく、祖父母が京都に持っていた旅館を思い出しました。

一日目ホテルにチェックインして、一応聞いておこうと
「ヴィオラ、練習しても構いませんか?」
と訪ねたら
「全然大丈夫よ!」
とのことだったので
「もし、うるさかったら教えてくださいね」
とだけ言って、部屋でちょっと練習しました。
そしたら、夜出かけるときに
「アナタ、とっても上手だったわよ」
との、ママからのコメント。(どうもありがとうございます~
しかし二日目は、
仕事後あまりに疲れていてぐっすり昼寝をしてしまい、目覚めたら驚きの夕方六時半!
お腹が空いていたので、とりあえず食料調達に外に出、ご飯とともにルンルンで帰宅した私を見つけて、ママひとこと。
「今から練習してくれても、全然、構わないからね!ま~ったく、問題ないわよ!!」

あ。

させていただきます。

結局、ご飯を食べたあと、なんとなく練習しなければいけない気になって、練習しました(笑)


数泊するなら、小さなホテルは居心地が良いなぁと(ちゃんと練習しているかも見張ってくれるし…)思った、今回の旅でした。